クルン・サイアム×アティック×
株式会社SUU・SUU・CHAIYOO代表取締役社長
クルン・サイアム オーナー: 川口 洋さん
Q タイ料理との出会いについて教えてください。
90年代前半、仕事で中東に赴任していた際、同じく赴任中のタイ人の友人と遊んだり、また、日本食の買い出しのため、バンコクへ行ったりしていました。
タイ現地のキャベジズ&コンドームズに行ったあたりが最初の現地でのタイ料理との出会いだと思います。
Q では、ご自分で開業されようとしたのはなぜでしょうか?
商売したいとは以前から考えていました。
最初雑貨店をやろうとしていたのですが、なにか啓示があったかのようにピンと来て、タイ料理屋になってしまいました(笑)。
自分でも理由はよくわかりません。タイ料理店などで10ヶ月程働かせて頂き、その後の物件探しでは、100軒以上見て回りました。
飲食の経験は皆無に等しかったので、修業中は苦労も多く、悔し泣きもしましたが、客商売はかなり楽しく、すっかりはまってしまいました。
Q お店で一番大事にされていることは何でしょうか?
スタッフ、お客様、店舗が一体となった、勢いのある、良いオーラが溢れる、活気のある店を目指しています。
さらに、その中に多少の文化的な香りや色気が感じられる店が理想です。私の性格が影響するのか、どの店舗も落ち着きのない、せわしない店になってしまっています(笑)。
一体感のある店となるためには、スタッフとお客様、また、なんといってもスタッフ間のコミュニケーションが大事ですね。
Q お店で工夫されていること、特徴やこだわりポイントは?
弊社のどのお店も共通して、自宅に親しい友人を招くようなアットホームな雰囲気をコンセプトとしています。サービス面では、「NOと言わない」サービスを心がけ、お客様のリクエストに応える努力をしています。
料理は、タイ現地の上品目な味付けを大事にしています。料理のおいしさは弊社店舗の存在価値の多くを占めていると思います。おいしいと自信をもって言える料理を常に出せるよう努力しております。
なお、タイの文化を料理で繋げたいと思っているので、創作的すぎる料理は出していません。
Q 今後の展望と目標をお聞かせ下さい。
ゆっくりしたペースですが出店を続けていきたいと思います。また、なるべく早く、タイを含め、アジアを中心とする海外に出店したいです。
雇用促進というか、働きたいと言って下さる方がいるかぎり、お店を出店し、仕事を作り出せるよう努力したいです。
また、お客様、従業員の皆さん、取引先の方々が、物心ともに何らかの価値を弊社との関係から感じていただければ、嬉しいかぎりです。
Q これから開業を考えている人へのアドバイスはなにかございますか?
私の場合ですが、まず、やってみたことが良かったと思います。
そうすると、いろいろ問題が出てきますので、その都度、修正し徐々に経験を積んでいけます。
また、タイ料理は、消費人口はまだまだ少なく、開店したからといってすぐにお客様が押し寄せるような業態ではないですが、基本を押さえ頑張れば、必ずお客様が付いて下さる手堅い業態と思いますので、いい格好して無理な投資などはせず、地道にやるしかないと自分に言い聞かせています。
本日はありがとうございました。
【感想】 外務省のエリート街道からタイ料理店経営者に独立した川口氏。
独特の人を惹き付ける魅力がありました。勢いのあるクルン・サイアム各店舗は今、最注目のお店です。
タイの食卓 クルン・サイアム×アティック×
東京都目黒区自由が丘1-13-13 KAWABE BLD4F
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